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2025.04.27

立てば歩めの親心

  

4月になると、入社式や新入社員の話題があちこちで聞こえてきます。
この季節、親鸞上人の「立てば歩めの親心」という言葉が思い浮かびます。
赤ちゃんがはいはいを始めれば、次は立ってほしい。
伝い歩きをすれば、早く歩けるようになってほしい。
親は子の成長を心から願うものです。

新入社員研修に伺うと多くの経営者が
「せっかくご縁があって入社してくれた新入社員、早く一人前になって活躍してほしい!」
と期待を寄せています。
経営者の勉強会で「新入社員に1年後、2年後、3年後にどう成長してほしいか?」と話し合ったところ、
次のような意見が多く出ました。

1年目:まずは仕事を覚え、一人前にこなせるようになってほしい

2年目:少し視野を広げて、職場の改善や効率化を考えられるようになってほしい

3年目:さらにステップアップし、経営の視点を持って動けるようになってほしい

特に中小企業では、「1年目で即戦力、2年目で改善、3年目で経営参画」という
スピード感のある成長が切実に求められているようです。

もちろん、このスピードで成長できれば最高です。
でも、新入社員からすると「えっ、そんなに早く!?」と驚くかもしれません。
「早く一人前に」と言われても、
経営者と新入社員ではそのイメージに大きなギャップがあります。
一つの言葉の解釈が違えば、成長の時間感覚も違うのです。

そして何より、人の成長スピードはそれぞれ違います。
ある人は数年でグングン成長し、
ある人は10年後に大輪の花を咲かせるかもしれません。
桜にも、早咲きもあれば、ゆっくりじっくり咲く種類もあります。
どの桜も、それぞれのタイミングで美しく咲き誇るのです。

新入社員も同じ。
早く成長する人もいれば、時間をかけてじっくり伸びる人もいる。
せっかく縁あって入社したのですから、
それぞれのペースでの成長を楽しみながら見守ることが大切ではないでしょうか?

焦らず、じっくり、でも時には背中を押しながら——
そんな温かいまなざしで、新入社員の未来を一緒に育んでいきたいですね!

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